【PC】PC世界出荷、第1四半期が年間ピークの恐れ 2026年
2026-04-14 12:35:55
中国の経済メディア『第一財経』は2026年4月10日付で、調査会社IDCとオムディア(Omdia)が8~9日にかけて発表した26年第1四半期(1~3月)のPC世界出荷統計について、統計基準に多少の違いはあるものの、両レポートが示す傾向は一致していると報じた。具体的には、いずれも「第1四半期のPC世界市場は緩やかな成長を遂げたものの、第1四半期が26年通年のピークになる可能性が高く、サプライチェーンの再編が進み、PC価格は今年、さらに上昇が続く」との見方を示したと紹介した。
第一財経によると、26年第1四半期のPC(デスクトップ、ノートPC=NB、ワークステーション)世界出荷台数はIDC統計が前年同期比2.5%増の約6560万台、オムディアが同3.2%増の約6480万台だった。
オムディアのBen Yeh首席アナリストは、26年第1四半期のPC出荷成長を後押しした主因として、「PCブランドや販売ルートが部品価格のさらなる上昇を予想して第1四半期に前倒しで発注を行ったこと」、「マイクロソフト(Microsoft)の『Windows 10』終了に伴う買い替えサイクルがなお企業のIT更新予算を後押ししたこと」、「Windows搭載PCブランドや米アップル(Apple)の新製品発売が集中したこと」の3つを挙げた。一方で、「サプライチェーンで値上げのプレッシャーが強まっている中、第1四半期の成長は年間のピークになる可能性が高い」との懸念を示した。
一方のIDCは、2026年が市場シェア再編の転換点になるとし、サプライチェーンのレジリエンス(回復力)やメモリ等コア部品を確保する能力が競争のカギになるとした。また、26年第2~4四半期にかけてPC出荷は前年割れとなり、市場は厳しい環境下に入るとの見通しを示した。